頻脈(金曜日) [医療系]

~頻脈、金曜日~
金曜日の夕方、実習病院の救急外来に受診しました。

3時頃から、頻脈と汗が止まらない事に気付きましたが、体調が悪いとも感じず、超音波室の機械熱で暑くて汗かいて、頻脈になったのかな?と思っていました。
水で顔を洗ったり、目をマッサージしましたが、頻脈は変わらず…
Mさんが、「頸動脈エコーの練習したいから首を貸してくれる?」と言われたので、「良いですよ~」と仰向けになり、リニアのプローブを当てて流していく。
「ちょっと、今脈が速いんですけど流速は速いですか?」と聞いたら、「いや、普通だよ。」と終わってから専門書と照らし合わせてみる…確かに基準範囲内。
じゃあ、頻脈は気のせいかな?と思いつつ、ベッドのシーツ交換をお手伝い。

実習も終わり、涼しい部屋の病理検査室に居て涼んでいましたが、汗は止まるどころか余計に流れるばかり…
何か変だなぁ…と思いながらも、帰り支度して病理検査室に行って、Sさんと技師長さんに
「夏場って、頻脈になるものなのでしょうか?」と遠回しに聞いてみたら、
「いや、関係無いと思うよ。何かあったの?」
「実は、何だか3時辺りから頻脈なのと、汗が止まらないんです…」と言った途端、Sさんが私の顔をジーッと見て一言。
「ねぇ、顔色かなり悪いよ大丈夫?
白石さん、元々色白だけど…何と言うか、抜けてる白さだよ。
ちょっと、座った方が良いよ。」と言われるまま、椅子に座りました。
この言葉に正直ビックリしました。
他の技師さんや、技師長さんも「確かに顔色悪い」と言ってきます。
でも、体調悪い感じはしません。ただ、頻脈なだけ。
鏡で見たら、頬が普段はピンクなのに真っ白でした。
技師長さんからは「体調悪い?」と聞かれても「特に悪い感じはしませんけど…」と答えましたが、
「帰る途中で倒れたら、まずいね。どうする?
ここの救急外来に受診する?それとも早く帰って地元の病院に受診する?」
悩んだ末に、(実習病院の)救急外来に受診する事にしました。
“今”具合悪くなくても、途中で具合悪くなって倒れたり、動けなくなっては困りますから。
(技師長さんの心配は、病院で何かあれば対応出来るから良いけど、行き帰りに何かあっては困るとI先生から何度も言われたので…)
Sさんに付き添っていただき、救急外来に連れて行ってもらいました。
Sさんが、事情を話しカードとカルテを早急に作ってくれました。
呼ばれるまでの間に、体調が悪くなりました。

看護師さんに呼ばれ、ヨロヨロと歩いて、処置室前の血圧計で測定しながら、問診しながら血圧測定。
血圧は140/100。どう考えても高いです。
脈拍数を測る機械を指に挟み測定。
心拍数は、130ほど。やっぱり、速いです。
そのままストレッチャーに仰向けになり、心電図。
結果は『洞性頻脈』でした。
心房細動や上室性頻拍、心室頻拍じゃなくて本当に良かったと、心底思いました。
ただ、P波が2段波形になっている所がちらほらありました。(もしかして、僧帽性P?と思いました。)


循環器の先生に診察してもらいました。
「基礎疾患は?」の問いに対し、
『エーラス・ダンロス症候群です』と言ったら、先生首を傾げて「もう一回言ってくれますか?」と言われたので、ゆっくり言いました。
返って来た言葉は「聞いた事が無いです」でした。
まぁ、そんなものでしょう。
類似疾患の、マルファン症候群の名前を出そうとも考えましたが、言うのもしんどいので、止めました。
聴診、問診している間に脈が余計速くなったと感じ、もう一度心電図取りましたが、洞性頻脈には変わりありませんでした。
実習はGW明けから始まり、7月現在までに体重が減っている事を話しました。(疲れてクタクタで、食べる気力が起きないのです。)
それを聞いた先生が「バセドウだったら困るから」と言う訳で、採血して、血算&生化を病院の測定機器で。更にT3&T4、TSHを外注依頼。
胸部のレントゲン撮影。
外来のベンチで待っていると、Sさんが来て先生と話し、その後に私と少し話しました。
「救急外来に連れて来た時より、少し顔色が良くなったよ」との事。
技師長さんが、ちょくちょく様子を見に来て下さり、助かりました。

採血の検査結果は、脱水で総蛋白が上がっていました。(そのせいで、A/G比が出せなかった様です。)
WBCは1万切っていましたが、それでも9800/μlで「高い」と言われました。普段1万以上2万未満なので、これでも下がったと思うのですが…(汗)

「甲状腺の検査は、少し時間掛かるから、実習やっているなら電子カルテ開いて見て、異常値が出ていたらこの病院の内分泌に受診して下さい。
もし、家に帰って翌日も頻脈が出る様なら、地元の病院に受診して下さい。」
と言う訳で、頻脈のまま帰る事になりました。
技師長さんが外来まで迎えに来てくれて、病理検査室へ行ってみてビックリしました。
病理の皆さん心配して遅くまで残って下さっていたのです。
もう、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで、ジーンとしてしまいました。
電車の最寄り駅まで、技師さんが車で送って下さり、電車に乗って地元まで。(人が少なく座れました。)
地元の駅からタクシーで帰り、家に着いて間もなく嘔吐。かなりしんどいです。
少しずつ時間を掛けて、水分補給して、いつもの薬を飲み、シャワー浴びて寝ました。
これで翌日も体調悪ければ、休もうと思っていました。

しかし、夜中に頻脈で目が覚める。
大丈夫かなぁ?と思いながら、また眠りました。
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田中 信男

あなたの頻脈、発汗と白血球数の多さは超微量の水銀による水銀中毒を疑わせる症状です。
歯の中に銀色の金属があるかどうか見られて、あればすべて取り除かれると双方の症状が治る可能性が80%はあります。
by 田中 信男 (2011-11-21 17:36) 

shiraisi

田中 信男さん、コメント有り難うございます。
そうですか、水銀ですか…
銀色の詰め物は、昨年詰めた大きい虫歯でも銀色の詰め物です。
水銀が神経に作用するのは知っていますが、免疫系まで作用するのは初めて知りました。
by shiraisi (2011-11-23 23:40) 

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