強くないから [想い、思う事]

病気によって憧れていた夢を諦めた私に、また新たな夢を持たせてくれたのは、紛れもなく今の学校。
今は、この分野に来て良かったと思う。
この分野じゃなきゃ、出逢えなかったであろう、先輩技師さん方に色々と教えてもらい、改めて色々やりたいと思いました。

でも…
現実は、厳しい。
今は、学生だから融通が利く。
働くとなったら、どうだろう?
資格を取る前から感じている漠然とした不安。。
自分の理想を描いた様な働き方は、出来るのか?
周りからは無理と言われているけど、きっと何とかなるんじゃないかと少し考えている。

昔は、イジメに遭って何年も耐えてきた。
今は、エーラス・ダンロス症候群による全身の痛みと、実習と勉強に耐えている。
耐える事が多い人生だけど、きっといつか芽が生える事を信じている。
何の取り柄の無い私でも、資格さえ取れば自信が持てる気がする。
それを支えに、私は頑張る。
今は、頑張らないと…
後悔したくないから。

でも、弱音は吐かせて下さい。
私は、強くはないですから。

何と言うのか… [独り言]

メインテート2.5mgにしてみて、頻脈は落ち着いてくれたみたいです。
実習中に出たら、足りていない事になってしまいますね…(汗)
実習中に出ないで欲しいです。

体調が思わしくなく、ブログにもなかなか書けずじまいでしたが、技師さんに頼んで電子カルテ開いて見た所…TSH、T3、T4全て基準値内でした。
つまり、甲状腺疾患は否定出来ます。
実習先の病院に定期で受診する事も恐らく無いでしょう。
ただ…
循環器の先生にこの事を言い忘れていました。(アホだ自分…orz)

土曜日、テストが終わってからI先生と話した。
I先生、私が歩いて通う事に対して心配しているみたいです。
と言うのも、大学病院の先生から「学校に電話を掛けて循環器に受診していると言う事を伝えて下さい。
ご両親も状況を把握していると言う事を伝えた方が良いんじゃないか?と思います。」との事でした。
それで電話を掛けて、私の状況を伝えたらしい。

I先生は、実習終わってから家に帰って、私が横になってからじゃないと、その後が動けないと言う事を母親から聞いて、その事をとても気にしていました。
これからの勉強に、支障が出ないと言う事は誰にも言えないから…
電動車椅子使わなくて本当に大丈夫?と聞かれました。
この間の大学病院でW先生は、前との言葉をひっくり返して「白石さん、歩けるじゃん。本当に必要なの?」と言ってきた。
私は、「今でもかなり体力的にキツイのに、通学で体力使い果たしてしまい、勉強に使う体力を温存出来る自信なんて無いから、電動車椅子を使いたい。」とは言ったものの、先生は黙ってしまうし…
I先生に「大学病院の先生から、まだいらないんじゃないの?と言われました。」と言うと
「それは、大学病院の先生が言っている事であって、白石さんの本心とは違うんでしょ?」って…確かにそうなんだけど。。
じゃあ、どうすれば一番ベストと言えるのか?
まだまだ答えは見つからなさそうです。。

循環器外来(昨日の話) [医療系]

メインテート2.5mgを半分にしても度々頻脈が起こるので、実習を休んで循環器に受診する事にしました。
10時に家を出て診察室でひたすら待ちました。
診察を受ける頃には、14時近く。
予約を入れていた訳でもなく、ましてや前回の様に紹介状を持って行った訳でもないから待つのは当然です。
一番最後でした。
待つのは大変ですが、最後の方がじっくり話が出来るので、ある意味助かります。
診察室に入ると、にこやかなM先生。安心しました。


M先生
「16日、救急外来受診していますね。頻脈来てしまいましたか?」


「15日にメインテート出して頂いて、朝服用の指示だったので16日の朝に飲みました。
午前10時頃、講義受けている真っ最中に頻脈が来て、140までは数えていましたが、それ以降は数える気も起きず、ワソラン飲もうと鞄に手を伸ばしたら、瞬間的に意識が飛びました。」

M先生
「意識、飛んじゃったの?」


「そんなに長い時間、意識が飛んだ訳では無いんですけど…机に置いた肘がガタッと落ちた瞬間に意識が戻りました。」

M先生
「そうですか…発作が起きる時は、割りと急に来るんでしたよね?止まる時は、ピタッと止まってくれますか?」


「いいえ。急には止まってくれません。徐々に収まります。」

M先生
「ある種の不整脈、特に発作性のものに関しては、ある地点から急激に始まってピタッと止まるのが特徴なんだけど、話を聞いていても、この間と変わらないのなら、やはり自律神経がかなり関与しているんじゃないかと思います。
やっぱり、レート120とかは、しんどい?」


「結構しんどいです。汗が止まらなくなるし、酷いと吐いてしまうし…
昨日と一昨日も頻脈が来てしまいました。
一昨日は、明け方に来て目が覚めて、身体がしんどいまま実習行って、帰る直前に発作が来てしまって…仮眠室を借りて、落ち着くまで横になりました。」

M先生
「運動した時って、150とか上がるでしょ?
でも、安静にしていた時の120って、やっぱりしんどいと思うんです。
ただ、僕ら循環器の医者から言わせるとレートが120とか150は、全然問題無いです。
多分、頻脈が来てしまった時って“あぁ、どうしよう?また頻脈が来ちゃった!周りの技師さんに迷惑を掛けてしまったらどうしよう?学校の先生に色々言われたら…”って焦ってしまうんでしょ?」


「はい…(汗)」

M先生
「もし、頻脈が来てしまったら、ゆっくり深呼吸して大丈夫だと言い聞かせて、自分がラクになる方法を探してみて下さい。横になってラクになるのなら、仮眠室借りて横になるのだって良いんじゃない?
実習だって、ラクじゃないんだよね。色々プレッシャーはある訳だし、元の疾患の方だってかなり大変なんじゃないかな?」

M先生は、この短い間で色々と私の状況を把握してくれて、更には言いづらい気持ちも汲み取ってくれて…
地元の病院にも、こんな良い先生が居るんだって、母親と共にしみじみ思いました。


「救急外来の先生は、ワソラン飲んでもダメだったら、レートを落とす処置をするから来て下さいと言っていたのですが、先週の土曜日は、やはり先生が違うので…話を聞いてくれる感じの先生じゃなくて、意識が飛んだ事も話せませんでした。
もし、調子悪くて外来にかかる時はどんな処置を頼めば良いのでしょうか?点滴とか打つとか…」

M先生
「処置自体は、先生の判断になるから何とも言えないけど、最低でも心電図だけは録って欲しかったかな…
だから、先ずは循環器にかかっている事を言って、僕が心電図録って下さいとお願いしていたって事を言って欲しいかな。」

脱水起こしやすい自分としては、点滴は無理か…と少しガッカリですが、心電図の指示が貰えた事が嬉しかったです。後ろ楯が出来たから。(苦笑)

M先生
「取り敢えず、メインテートを半分飲んでも喘息発作が出なかった訳だから、2.5mgを1錠に増やしましょう。
本当は、5mgをポンと出すのも出来なくは無いんですけど、循環器の薬を使うと言う事は、やはりリスクを考えなければいけないので、焦らずに時間を掛けて慎重に行きましょう。
自分がケチって5mgを出さない訳じゃないですからね[あせあせ(飛び散る汗)]
いきなり5mg出して、脈が遅くなって血圧も80とかまで下がったら、やっぱりそれは身体がしんどくなってしまいますからね。
効かなかったら、別の系統の薬もありますから。
学校の先生は、焦るかも知れないけど、慎重にやっている事は理解して欲しいです。
夏場だけで投与が済むのか、今後も続けなければならないのかは、もう少し様子を見ましょう。
ちょっと、脈を測らせて下さい。」とM先生が手首に指をあてる。

M先生
「メインテート飲んでいても、結構速いね。82あるよ。個人的には、もう少しレート落としたいな。
じゃあ、あと10日分出しておきますね。」


「平日は、夕方頻脈が来てしまうし、土曜日とかの休日には午前中頻脈が来てしまうのですが、1日1回だけで大丈夫なのでしょうか?」

M先生
「メインテートは、1日1回で長く効くんですよ。だから大丈夫です。
あと、ワソランですが、洞性頻脈は自律神経由来なので、Caブロッカーのワソランは、自律神経にはあまり作用してくれないので、ちょっと気をつけて下さいね。」

大学病院のA先生も良い先生ですが、M先生も優しくて良い感じです。
私の疑問にも嫌な顔しないで答えてくれます。
ロビーに降りて、診療科とDrの名前の横に役職が書いてあるのですが、M先生は医長だそうです。
他の先生の倍以上患者をさばいていました。
他の先生は、イライラした言葉使いしていましたが、M先生は穏やかです。
専門外来なのに、偉ぶらない所に尊敬します。
私を診る頃には2時にまで回って、疲れてお腹空いていたと思いますが、話をよく聞いてくれて対処法まで教えてくれて、頭が下がります。

循環器科受診(昨日の話) [医療系]

一昨日の大学病院の先生からの紹介状を携え、地元の循環器科へ…
心臓と血管系の内科と、心臓血管外科と系統が別れている様です。
受診したのが初めてなので、成る程と思いました。
最初、事務の方から「3番から呼ばれます」との事で、ドアの隙間から見える医者の顔がどんなのか見ていたら、嫌な印象を受けました。
自分の中のシャッターが、ガラガラと下がるのが分かった。
パスしたい…と数時間待つと、心電図をとってきて欲しいとの指示で、診察室横の生理機能検査室で心電図をとった。
レートが100前後と言った所。
足首の装具を嵌めていたら、「白石さん」と診察室から呼ばれるも、行けない。
母が「今、心電図とっています」と言った。
先生は「分かりました。またお呼びしますのでお待ち下さい。」と、物腰柔らかな先生らしい。
3番じゃなくて、6番から呼ばれたそうな。

診察室前のベンチで待っていたら、呼ばれたので入ってみると、若くて物腰柔らかそうな感じの先生。M先生と言うらしい。
ちょっと警戒心、解けたかな?

M先生
「頻脈は、割りと急に起きましたか?」


「はい、特に8日の金曜日も3時辺りから、9日の土曜日も10時辺りからいきなり速くなった感じです。」

M先生
「脈の止まり方は、急に止まった感じでしたか?」


「いいえ、徐々に徐々に落ちていく感じです。」

M先生
「この間、9日の救急外来でとっていただいた心電図波形を見ても、洞性頻脈なんですよね。
波形を見る限り、不整脈では無さそうだと考えます。
お手紙を拝見すると、どうも自律神経の調節が上手くいかない様ですね。
多分、この2回の洞性頻脈も交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまった為に起きたと考えます。
β遮断薬使いましょうか?」


「あの、十数年発作は出ていないのですが小児喘息だったので、β遮断薬はちょっと怖いんですよね。」

先生
「喘息患者さんにもβ遮断薬は使う事はあります。
もし、それで発作が出る様なら、止めて別の系統の薬を使えば良いと思いますが、あとは多少我慢しなければならない部分もあるし、慣れなければならない部分もあります。
先ずは、メインテートを半分使ってみましょう。
増やすかどうか、更には継続していく必要があるかどうかは、これから経過観察させて下さい。取り敢えず、2週間のペースでいきましょう。」

地元の病院にも良い先生が居るんだ~と思った。
(´∀`)

やっぱり循環器は、定期的に観ていかないとダメかな?

私の存在って…? [日常]

昨日、実習先には行かず学校へ行って来ました。
I先生に呼ばれて、行った訳ですが…
いつもI先生の横にK先生が居て、話しづらい。[あせあせ(飛び散る汗)]
しかも、私のメールがコピー用紙3枚分に分割されていた。[ふらふら]

金曜日の事と土曜日の洞性頻脈の事になった。
I先生は、「大丈夫なの?」と聞いてきたけど、K先生は容赦無いです。

K先生
「ねぇ、HR(ハートレート)どうやって測ったの?」


「手首を指で押さえて1分間測りました。」

K先生
「あぁ、1分間ちゃんと測ったんだ。
でもさぁ、普通の人でも運動負荷掛けたら、160とか普通に行くよね?」


「まぁ、そうですね。ただ、私はそこまで動いた訳でも無く、130にまで上がって下がらなかったのですが…」

K先生、話を聞いているのか微妙な反応。
大学病院に勤めていたから色んな症例を知っているんだろうけど、言い方キツい…

I先生
「メールにも書いてあるけど、金曜日の頻脈があって翌日に講義来た訳じゃない?
それで、土曜日も脈が速くなっちゃった訳でしょ?
それで、補講まで出て欲しくなかったな。結果的にどこかで倒れるとか、そう言う事が無かったから良いけど…
こう言うのは変だけど、もっと自分の事を大事にして欲しいな。
だって、どう考えたって無理のしすぎじゃない?」

やっぱり、そう見えてしまうのか…
でも、補講受けないと不安なんだよね。。

I先生
「白石さん、別に補講の対象者じゃないから受けなくても良いんだよ。
今から無理に受けて、冬場の勉強時間を確保する為に、ある程度は温存しないと…
冬場の時期に、今より体調崩して勉強に集中出来なくなったら、無駄になるよ。
今までそう言う人を見てきたから、言うんだからね。」


もう、「はい」の返事しか出来ない。

話は、メールに書いた電動車椅子の話になった。
I先生には、前に病院から家まで送っていただいた時に話したんだけど、K先生は初めて。

もうね…うん。。
『行政に働きかけて、判定だ、何だかんだやりながら実習なんて実習先に迷惑を掛けるだけだから、実習の日程も、あと少し行けば一応足りるから、8月で打ち切って電動車椅子導入の期間にしては?』
この言葉は、ショックだった。
残す所、7月&8月なのに…
やっと、ここまで来たのに…打ち切るって、ウソでしょ?

I先生
「白石さんは、どうしたい?
もし、行政で負担してもらえなかったら、無理にでも歩いて来ようと思ってるの?」


「出来れば、実習はこのまま続けたいです。何とか出来る限り無事に…
電動車椅子は、行政がダメだと言うなら仕方無いので歩きます。」

“無事に”の言葉が気に入らなかったのかK先生からは
『今、無事にと言ったけど、もうすでに実習先には随分、迷惑を掛けてるよ。』と言われた。

分かってるよ…
そんな事、言われなくたって分かってる。
この、とどめを刺す様な言い方に、傷付いた。

K先生
「白石さん、家から学校まで距離がある訳だから、どんなに早く出ても9時に着くのは無理があると思うし、10時に着く様に設定し直さなきゃいけなくなるかも知れない。」

もう、ただでさえ先生方に迷惑を掛けているんだから、通学で電動車椅子を使うの諦めようかな…

I先生
「白石さんの希望は出来る限り叶えてあげたいと、私達も思っているし、実習先の技師長さんや技師さんだって解ってくれているよ。
でもね、頻脈の原因が分からない訳でしょ?
もし、万が一何かあったらどうする?
このまま実習を続けて、万が一何か起きたら…取り返しがつけば良いけど、取り返しがつかなかったら、それでは遅いんだよ。
誰が責任を取るのかと言ったら、私達の責任でもあるの。
このまま実習を続けさせても、お互いに後悔するよ。
実習先の技師長さんと技師さんは、白石さんの体調を心配しなければならないし、私達だって本人がやりたいからと言って無理させて、体調崩して何かあったらって考えると…」

私だって、好きで病気になった訳じゃない。
なのに、皆と同じ様に実習も出来ないなんて…
結局は、誰かが責任を取らなきゃいけない。
「自分で責任を取ります」とか、そう言った次元の話でない事も分かっている。
結局、周囲を巻き込んで迷惑掛けている存在なんだな…
私って…すごく、惨めに思える。
何の為の、学校であり、実習なんだろう?

働く事にしたってそう。
皆と同じ訳にはいかず、非常勤か規模の小さい場所を選ばなければならない。
でも、皆と離れて、取り残される様な気分になる。。
この孤独感は、家族には解らないだろうし、先生方にもどこまで伝わるか…

非常勤でも良い。普通に働きたい。
そう思うのは、高望みなのかな?

今週一杯、I先生とK先生からは“実習は休んでいる事”と釘を刺されたので、家で大人しくしています。
謹慎と言うのか、自宅待機。。


この事を伝えるべく、大学病院に電話かけました…

K先生は、大した事無い的な感じで言っていた『洞性頻脈』の脈拍数も、Wさんからすれば「ちょっと速すぎだね」でした。
そうだよ…嘔吐してしまう位、頭がフラフラになるんだから、大丈夫ではないんだよ。(補講まで出た私も確かに悪いですけど…)

レートが130なので、処方されたワソラン飲んで深呼吸してみるんだけど、どうやってもレートが90までしか下がらない。
出来ればレートは、80まで下がって欲しい所。(と言っている今のレートは100超えています…。)
やっぱり、β遮断薬も使うべきか?
ただ、何だかんだで10年以上、発作は出ていないと言えども小児喘息だった訳だから、下手には使えないよね。
Wさんも、「循環器で診てもらって、ホルター着けるか、入院して検査を受けるか…」と言っていた。
入院はちょっと…とも思ったけど、ホルターで拾える可能性だって、絶対だとは言えない。
洞性頻脈:sinus tachycardiaは、原因の是正を優先して治療を行うと書いてあるが、どうも思い当たるふしが無い。
カフェインが原因なら、昨日と今日の頻脈は何故起きているのか?
コーヒー1滴も飲んでいませんが…
どうも、夏場に心臓に負担が来る気がしてならない。
うぅ、脈が速いよ~

頻脈(土曜日) [医療系]

~頻脈、土曜日~
朝起きて、脈を測ってみたら1分間で80なのと、体調も悪くないので、そのまま学校へ…
担当の先生が来れないとの事で、午前中は自習で、午後は補講(免疫)を受けました。
実は…自習している時間、10時過ぎた辺りから徐々に脈が速くなってきました。
『何かの嘘であって欲しい』と思い、自分の補講を受けたい気持ちを優先しました。
案の定と言うべきなのでしょうか、補講が口頭試問で緊張を強いられてしまった状況になり、余計に脈が速くなりました。
でも、昨日よりマシです。(苦笑)

補講も終わり、電車に乗りました。
人が多く、座れませんでした。
中には、優先席に荷物を置いている着物を着たお婆さんが寝たふりをしていました。と言うのも、膝の装具が気になるのか、しきりにこっちを見ていました。
見るなら、席から荷物を膝の上に載せるとかしてくれれば良いのに…

地元の駅に着いた頃にはグッタリ。
電車から降りてベンチに腰掛け休んで、脈が下がるのを待っていましたが、下がらない…
しかも、吐き気が酷くなり、またしても嘔吐。

昨日の循環器の先生の言葉に従い、地元の病院へ行きました。
担当の救急外来の先生に、昨日の症状、心電図結果を話し、採血結果を見せました。
実習病院だと外注依頼の甲状腺関連の検査も、地元の病院なら若干時間は掛かってしまうが、当日に出ると言われました。
ただ、先生は「2重検査してもお金が余分に掛かるだけだから、実習先にお任せします」との事でした。
この先生、エーラスを知っていたらしく、血管の解離や血栓、弁に問題があっては困るからと言う事で、胸部レントゲン、心エコー、心電図、採血、見た感じから脱水しているとの事で点滴を流す事に。
しかし、採血&点滴をしようと看護師さんが針を刺すと、血管が硬いらしく、留置する管が入らない…
先に心エコー。
私より少し年上の技師さんが、電子カルテを見たのか私が学生である事で、心エコーの際に体位をエコーが見える様に取らせてくれたのと、画面をこちらに向けて下さりました。
この技師さん、エーラスを知っているらしく「エーラスなら、僧帽弁と大動脈をしっかり見るからね。」と何とも頼もしい言葉。スゴイ!
横に掛けているコードが邪魔をして、画面は見辛いのですが、何とか長軸と短軸、四腔像は分かりました。
ただ、肝腎の僧帽弁の動きと大動脈弁の動きが見えない…
見て聞いた感じは、音と乱流は無さそうかな?と思いました。
ただ、コードが邪魔してカラードプラが見辛いので、逆流までは分かりませんでした。
技師さんと色々お喋りしました。

レントゲンでは、技師さんが「肩を内側になるようにして下さい」と腕を掴んで内側に捻ったら、右肩が亜脱臼。(汗)
心エコーとレントゲンを終わらせ、改めて採血&点滴。
体がしんどいので、ベッドで寝させてもらいました。
採血は、別の看護師さんにバトンタッチ。
しかし、この看護師さん駆血帯を思いっきりギュウギュウに巻きました。
一言、言わせて下さい。
<看護師さん、それでは駆血じゃなくて止血じゃない?>
駆血帯を巻いた部分は比較的大丈夫でしたが、二の腕が点状に皮下出血しています。
「針で血管を探られると内出血が酷くなるので、止めて下さい。
ダメだと思ったら、抜いて改めて刺しても構いませんから。」とお願いしたのに、看護師さん針でズリズリと血管を探る探る…
「あの、痛いんですけど…」と言う私の声は聞いている様ですが、手は緩めてくれません。

どうやら、血管が硬いのと、何とか入ったと思ったら、脱水で水分量が足りず血管がすぐにペチャンコになり、血液が引けない…
場所を変えてやるも、引けない。。
5回目で、やっと少しずつ引けてきましたが、凝固するかどうかギリギリの状態。
規定量引けたら、即点滴に繋ぎ流しました。
そのまま寝てました。
さすがに、駆血帯の事を言わせてもらいました。
「看護師さん、駆血帯スゴくギュウギュウに巻きませんでしたか?」
看護師さんは、私の腕を見てビックリ。
「あぁ、結構皮下出血しちゃうんだね、ごめんなさい。確かに強めに巻きました。皮下出血引くの時間掛かる?」
「点状の皮下出血なら、そんなに時間も掛からず消えますが、問題は刺した場所が腫れてきているので、この内出血は2週間か、下手したら3週間は消えません。」
「そんなに時間が掛かるんだ…ごめんなさい、何回も刺して痛い思いさせてしまって…。」
「いえ、医療者泣かせの血管ですみません。(汗)」


担当の先生が様子を見に来てくれました。
「エコー画像を見る限り、心配していた弁の伸びと逆流、血管の詰まりや拡張は見られないです。心電図も120少し超えている位の洞性頻脈ですね。」

でも、頻脈は一向に落ち着かない。。

「β遮断薬やCa拮抗剤で、レートを落とす方法もありますが、どうしますか?
ただ、レートが100前後なら慣れてしまう人も多いんですけどね。」
「普段が70~80なのに、今の状況は、かなりキツイです。先生はどういう対策を考えているのでしょうか?」と聞いたら、
「静注してやっても構わないですよ。ただ、心電図着けながら慎重にやらないと、いきなりレートがストンと落ちて血圧まで落ちる事も有り得るので、内服と言う方法もあります。少し時間は掛かりますけど。内服にしましょうか?」
「分かりました。」と答えた瞬間にハッとしました。

今は、発作も出ていませんが小児喘息だったので、β遮断薬は発作を誘発してしまう危険性があります。
テノーミンならまだ割りと喘息患者さんにも使えるらしいのですが、インデラルは避けるべきだと薬剤師の友人から聞いていたので、すぐに先生に言いました。
「小学校以来今は、喘息発作も出ていませんが、β遮断薬を使っても大丈夫でしょうか?」
「喘息があったなら、Ca拮抗剤にしましょう。ワソラン出しますね。」と言う事になりました。
採血結果が出るまで点滴を流しつつ寝ていました。
採血結果は、まずまずの様でした。
先生は、血管の解離や弁に問題が無い事と、トロポニンIが基準値内だったのを確認して、次に心配していたのが、肺塞栓でした。
ただ、Dダイマーも基準値内だったので、ひとまず安心しました。
ただ、PTとAPTTが延長していたのが、若干気になりましたが…

「甲状腺関連の検査は、実習先の病院にお任せします。
今回の頻脈の原因は、ちょっと解りませんが、疲れていたり、緊張がずっと持続していたりしても洞性頻脈は起きるんですね。
手で眼をマッサージや押してみたり、冷水で顔を洗っても脈は一応、下がるんですよ。」と言われましたが…
「ただ、私昨日どちらも試しましたけど、ダメでした…」
「そうですか…困りましたね。ワソラン飲んで、頻脈収まらない場合は、救急外来で構わないので、来て下さい。
多分、点滴でレートを下げる事になると思います。
あと、ワソランが10錠しか出せないので、無くなったら総合内科の外来に来て下さい。」

と言う事で点滴を流しつつ、サチュレーションを測定する機械と心電図が取り付けられ、点滴が終わるまで寝ていました。

点滴も終わり、会計を済ましてワソランとナウゼリンを受け取りました。


頻脈って、こんなにも体調悪くなるんだ…と身をもって知りました。
金曜日、技師さん方には、ご迷惑お掛けして心苦しいのですが、やはり無理はダメだなと思いました。
関節症状が徐々に進行して、足首の痛覚の麻痺、そして頻脈…
『6年で、ここまで無理の利かない体になってしまったんだ…』と言う事実が重くのし掛かる。
そして、無理をすると心臓に負担を掛けてしまう事が今回の原因なら、ますます電動車椅子は必要なんじゃないかと思いました。

頻脈(金曜日) [医療系]

~頻脈、金曜日~
金曜日の夕方、実習病院の救急外来に受診しました。

3時頃から、頻脈と汗が止まらない事に気付きましたが、体調が悪いとも感じず、超音波室の機械熱で暑くて汗かいて、頻脈になったのかな?と思っていました。
水で顔を洗ったり、目をマッサージしましたが、頻脈は変わらず…
Mさんが、「頸動脈エコーの練習したいから首を貸してくれる?」と言われたので、「良いですよ~」と仰向けになり、リニアのプローブを当てて流していく。
「ちょっと、今脈が速いんですけど流速は速いですか?」と聞いたら、「いや、普通だよ。」と終わってから専門書と照らし合わせてみる…確かに基準範囲内。
じゃあ、頻脈は気のせいかな?と思いつつ、ベッドのシーツ交換をお手伝い。

実習も終わり、涼しい部屋の病理検査室に居て涼んでいましたが、汗は止まるどころか余計に流れるばかり…
何か変だなぁ…と思いながらも、帰り支度して病理検査室に行って、Sさんと技師長さんに
「夏場って、頻脈になるものなのでしょうか?」と遠回しに聞いてみたら、
「いや、関係無いと思うよ。何かあったの?」
「実は、何だか3時辺りから頻脈なのと、汗が止まらないんです…」と言った途端、Sさんが私の顔をジーッと見て一言。
「ねぇ、顔色かなり悪いよ大丈夫?
白石さん、元々色白だけど…何と言うか、抜けてる白さだよ。
ちょっと、座った方が良いよ。」と言われるまま、椅子に座りました。
この言葉に正直ビックリしました。
他の技師さんや、技師長さんも「確かに顔色悪い」と言ってきます。
でも、体調悪い感じはしません。ただ、頻脈なだけ。
鏡で見たら、頬が普段はピンクなのに真っ白でした。
技師長さんからは「体調悪い?」と聞かれても「特に悪い感じはしませんけど…」と答えましたが、
「帰る途中で倒れたら、まずいね。どうする?
ここの救急外来に受診する?それとも早く帰って地元の病院に受診する?」
悩んだ末に、(実習病院の)救急外来に受診する事にしました。
“今”具合悪くなくても、途中で具合悪くなって倒れたり、動けなくなっては困りますから。
(技師長さんの心配は、病院で何かあれば対応出来るから良いけど、行き帰りに何かあっては困るとI先生から何度も言われたので…)
Sさんに付き添っていただき、救急外来に連れて行ってもらいました。
Sさんが、事情を話しカードとカルテを早急に作ってくれました。
呼ばれるまでの間に、体調が悪くなりました。

看護師さんに呼ばれ、ヨロヨロと歩いて、処置室前の血圧計で測定しながら、問診しながら血圧測定。
血圧は140/100。どう考えても高いです。
脈拍数を測る機械を指に挟み測定。
心拍数は、130ほど。やっぱり、速いです。
そのままストレッチャーに仰向けになり、心電図。
結果は『洞性頻脈』でした。
心房細動や上室性頻拍、心室頻拍じゃなくて本当に良かったと、心底思いました。
ただ、P波が2段波形になっている所がちらほらありました。(もしかして、僧帽性P?と思いました。)


循環器の先生に診察してもらいました。
「基礎疾患は?」の問いに対し、
『エーラス・ダンロス症候群です』と言ったら、先生首を傾げて「もう一回言ってくれますか?」と言われたので、ゆっくり言いました。
返って来た言葉は「聞いた事が無いです」でした。
まぁ、そんなものでしょう。
類似疾患の、マルファン症候群の名前を出そうとも考えましたが、言うのもしんどいので、止めました。
聴診、問診している間に脈が余計速くなったと感じ、もう一度心電図取りましたが、洞性頻脈には変わりありませんでした。
実習はGW明けから始まり、7月現在までに体重が減っている事を話しました。(疲れてクタクタで、食べる気力が起きないのです。)
それを聞いた先生が「バセドウだったら困るから」と言う訳で、採血して、血算&生化を病院の測定機器で。更にT3&T4、TSHを外注依頼。
胸部のレントゲン撮影。
外来のベンチで待っていると、Sさんが来て先生と話し、その後に私と少し話しました。
「救急外来に連れて来た時より、少し顔色が良くなったよ」との事。
技師長さんが、ちょくちょく様子を見に来て下さり、助かりました。

採血の検査結果は、脱水で総蛋白が上がっていました。(そのせいで、A/G比が出せなかった様です。)
WBCは1万切っていましたが、それでも9800/μlで「高い」と言われました。普段1万以上2万未満なので、これでも下がったと思うのですが…(汗)

「甲状腺の検査は、少し時間掛かるから、実習やっているなら電子カルテ開いて見て、異常値が出ていたらこの病院の内分泌に受診して下さい。
もし、家に帰って翌日も頻脈が出る様なら、地元の病院に受診して下さい。」
と言う訳で、頻脈のまま帰る事になりました。
技師長さんが外来まで迎えに来てくれて、病理検査室へ行ってみてビックリしました。
病理の皆さん心配して遅くまで残って下さっていたのです。
もう、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで、ジーンとしてしまいました。
電車の最寄り駅まで、技師さんが車で送って下さり、電車に乗って地元まで。(人が少なく座れました。)
地元の駅からタクシーで帰り、家に着いて間もなく嘔吐。かなりしんどいです。
少しずつ時間を掛けて、水分補給して、いつもの薬を飲み、シャワー浴びて寝ました。
これで翌日も体調悪ければ、休もうと思っていました。

しかし、夜中に頻脈で目が覚める。
大丈夫かなぁ?と思いながら、また眠りました。

MRI2回目 [医療系]

2回目のMRIは頭部を撮りましたが、異常無しでした。
良い事ですが、じゃあ痛覚の麻痺って何で起きているの?と疑問が残るばかり。
くるぶしや足首の関節のみの痛覚の麻痺は、神経学的に有り得ないんだとか。
範囲があまりにも限られすぎているそうです。
くるぶしの麻痺が現れるなら、膝の外側や足の裏にも感覚麻痺が現れる事が普通なんだそうです。
でも、私には起きていますけど?
膀胱直腸障害も脊髄由来と考えていたそうですが、脊髄(胸髄~仙髄)まで異常が無いとなると、説明がつかないそうです。

じゃあ、私を苦しめているこの症状は何なんだろう?
精神的なモノでは無いと思う。(思い込みで出る症状とは思えない。)
もし、精神的なモノとして考えられていたら、すごく悲しい。。
そうじゃないと信じている。

先生に、「CIDP疑っていますか?」と聞いたら、何とも微妙な感じ。でも、足は掛かっているみたい。
MSは7・8割方否定。
CIDPを少し疑われる。
あとは、首に問題がある可能性があるとの事ですが、MRIを撮ってみない事には分からないそうです。
首に問題があったら、神経伝導速度をやるかも知れないそうです。。

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