私の存在って…?
掛けるだけだから、実習の日程も、あと少し行けば一応足りるから、8月で打ち切って電動車椅子導入の期間にしては?』
この言葉は、ショックだった。
残す所、7月&8月なのに…
やっと、ここまで来たのに…打ち切るって、ウソでしょ?
I先生
「白石さんは、どうしたい?
もし、行政で負担してもらえなかったら、無理にでも歩いて来ようと思ってるの?」
私
「出来れば、実習はこのまま続けたいです。何とか出来る限り無事に…
電動車椅子は、行政がダメだと言うなら仕方無いので歩きます。」
“無事に”の言葉が気に入らなかったのかK先生からは
『今、無事にと言ったけど、もうすでに実習先には随分、迷惑を掛けてるよ。』と言われた。
分かってるよ…
そんな事、言われなくたって分かってる。
この、とどめを刺す様な言い方に、傷付いた。
K先生
「白石さん、家から学校まで距離がある訳だから、どんなに早く出ても9時に着くのは無理があると思うし、10時に着く様に設定し直さなきゃいけなくなるかも知れない。」
もう、ただでさえ先生方に迷惑を掛けているんだから、通学で電動車椅子を使うの諦めようかな…
I先生
「白石さんの希望は出来る限り叶えてあげたいと、私達も思っているし、実習先の技師長さんや技師さんだって解ってくれているよ。
でもね、頻脈の原因が分からない訳でしょ?
もし、万が一何かあったらどうする?
このまま実習を続けて、万が一何か起きたら…取り返しがつけば良いけど、取り返しがつかなかったら、それでは遅いんだよ。
誰が責任を取るのかと言ったら、私達の責任でもあるの。
このまま実習を続けさせても、お互いに後悔するよ。
実習先の技師長さんと技師さんは、白石さんの体調を心配しなければならないし、私達だって本人がやりたいからと言って無理させて、体調崩して何かあったらって考えると…」
私だって、好きで病気になった訳じゃない。
なのに、皆と同じ様に実習も出来ないなんて…
結局は、誰かが責任を取らなきゃいけない。
「自分で責任を取ります」とか、そう言った次元